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初期費用が安い、導入しやすいなどの理由で人気があるクラウド型の在庫管理システムの特徴や選び方について解説します。
ここでは、クラウド型の在庫管理システムを一部紹介。特徴についても掲載しています。
製品名 | 特徴 | 参考価格 |
みえぞう | 様々な業種に対応可能 | 要問合せ |
INSIGHT(インサイト)クラウド販売管理システム | WEB販売が得意。 | 要問合せ |
在庫Express-web | ユーザー側と倉庫側の2つの機能で管理 | 要問合せ |
Webかんたん在庫物流管理 | 初期費用が0円 | 月額32,450~64,900円 |
在庫みえる君 | iPadなどのタブレットからでも閲覧可能 | 要問合せ |
eee CLOUD(イークラウド)在庫管理システム | 自社開発のため、柔軟にカスタマイズできる | 月額33,000円~ |
W3SIRIUS | 翻訳機能が付いており、多くの言語に対応可能 | 要問合せ |
アラジンオフィス | 様々な業種に対応可能。5000社以上の実績(2022年1月調査時点)がある。 | 要問合せ |
受発注クラウドサービス | 支出の見える化や業務プロセスの改善 | 要問合せ |
在庫スイートクラウド | 棚卸特化・ライト・プロの3タイプから選べる | 要問合せ |
ZAICO | 在庫データの移動履歴を確認できる | 無料~月額10,780円 |
※価格は、2021年11月の情報です。
クラウド型の在庫管理システムは、ネット上にある在庫管理システムにアクセスして利用します。パソコンとネット環境があれば導入できるため、比較的導入しやすいといえます。
クラウド型の在庫管理システムを選ぶ際にはどのようなことに注意したらよいのでしょうか。下記にまとめました。
クラウド型の在庫管理システムは、無料体験できるものが多くあります。期間は1~2ヶ月程度と長くはありませんし、有料版よりは機能が限定されています。セキュリティー面においても、有料版に比べると不安がありますし、バックアップを取るなどの対策もした上で無料体験すると、導入した後のイメージがわきやすいでしょう。
販売や仕入れ、会計処理などの在庫管理とかかわりのある機能が自社にとってどのくらい必要なのかを明らかにします。在庫管理システムによって、有料オプションとなる機能がありますので事前に確認しておきましょう。
例えば、取扱商品が多いのであれば、将来を見越してバーコードだけではなくQRコードも使えるものを選んだり、ECサイトで在庫管理するならWebサイトとの連携ができるものにしたり、自社の作業をサポートしてくれるものが適しています。
クラウド型では管理会社がセキュリティー対策を行っていますが、自社の情報を他社に預けていることになりますので、どのような対策をしているのかしっかりと聞いておきましょう。また、トラブルや問い合わせする窓口や方法、対応可能な時間帯も確認しておきます。
在庫管理に関する課題で多く見られるのは、在庫数が合わなくなったり入力作業でミスが起こったりすることです。こういった場合に有効なのが、バーコードや識別番号なので、これらを利用できるタイプの在庫管理システムを選ぶのもおすすめです。
バーコードの読み込みにはハンディターミナルやタブレットなどの機器が必要になるのでその費用はかかりますが、入力や確認などの作業時間を短縮できます。また、自社で利用している他のシステムと連携できる在庫管理システムであれば、更なる効率化が期待できます。
在庫管理システムを導入した場合に、どのくらいの費用対効果が見込めそうであるかも重要なポイントです。
クラウドの場合は在庫管理システムだけなら、初期費用は他のシステムと比べると控えめです。しかし、月額利用料はかかりますので、ずっと払い続けることになります。
また、在庫管理が不十分なことで現在起こっている、在庫の廃棄ロスや誤発注、欠品による損失などを洗い出して、どのくらいのマイナスになっているかを明らかにします。さらに、従業員に残業代を支払っている場合なら、作業時間の短縮によって残業代を支払う必要がなくなる可能性も出てきます。
実際に在庫管理システムを運用してみなければ効果はわかりませんが、これらの要素を比較することで大まかな費用対効果を出すことは可能ですので、在庫管理システムを選ぶ際の参考にすることができます。
在庫管理システムは、安ければよい、クラウドだから良いというわけではありません。
在庫管理システム選びで失敗しないためには、ビジネスや現場の環境に合わせて考えるべきです。その方法はトップページで種類別に詳しく解説しています。参考にしてください。