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代表的な在庫管理システムのうち、ここでは日立システムズの「futurestage」について紹介していきます。
「futurestage」は課題解決ソリューション型の販売管理システム。在庫管理システムのほかにも、販売管理システム、購買管理システム、輸出管理システム、輸入管理システム、BI機能、ロット・ロケーション管理システム、加工管理システム、外部データ取込など、流通・販売に必要な機能を搭載。幅広い機能と、財務データ連携やハンディターミナル連携、在庫可視化といった外部システム連携オプションを活用することで、より細やかなシステム要件を実現することができます。
また、「futurestage」は製造業・小売業・卸売業などの業種ごとに特化した、特定業種向けシステム。一般的な販売管理システム・在庫管理システムでは対応しきれない特定の業種に特化したテンプレートなので、自社の業態に適した環境で運用することが可能です。
「futurestage」のシステム導入までは、約6か月かかります。少し長く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはユーザーの要望・ニーズを十分に聞き取り、それをシステムに反映して開発・構築しているからです。
細やかなヒアリングと現状分析によって現状の課題をあぶりだし、要件定義。そのうえでユーザーの費用対効果を鑑みながら、アドオン開発を進めていきます。基本設計や詳細設計、移行準備、スタッフ・従業員への教育なども丁寧に手がけているので、本格稼働後にトラブルに見舞われることもまずないでしょう。また、要望にあわせ、導入・稼働まで約2か月の短期型や1年以上かけるじっくり型も用意。こうした希望があれば、相談してみてください。
★サーバー環境
【データベース】Microsoft SQL Server 2012/2014
【基本OS】Microsoft Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2
【プラットフォーム】アプリケーションサーバー/Tomcat 7.0.40 JDK 1.7.0.21
【メモリ容量】4GB以上
【ディスク容量】16GB以上(データベースサーバーは72GB以上)
【CPU】Intel Xeon 3GHz(クアッドコア) 以上
【その他】ディスクアレイ構成、DATまたはDVDなどのバックアップ装置
★クライアント環境
【基本OS】Microsoft Windows Vista Business/Microsoft Windows Vista Ultimate/Microsoft Windows Vista Enterprise
Microsoft Windows 7 Professional/Microsoft Windows 7 Ultimate/Microsoft Windows 7 Enterprise
Microsoft Windows 8.1 Pro
【CPU】Intel Core 2 Duo 2GHz以上
【メモリ容量】1GB以上
【前提ソフト】Windows Internet Explorer 8/9/10/11
Microsoft Excel 2003/2007/2010/2013(BI機能利用時)/勘定奉行21/勘定奉行(財務オプション利用時)
在庫の「見える化」と「コストの削減」を実現する在庫管理システムです。各種生産資材の在庫管理のサポートをはじえ、入出庫予定日順の在庫確認、在庫評価、ロット番号別の履歴情報の検索、トレーサビリティ検索など様々な機能を有しており、在庫データの一元管理により在庫の最適化を図り、在庫コスト削減につなげることができます。在庫・入庫・出庫・振替・棚卸の業務を標準機能で搭載しており、在庫管理業務のトータルサポートが可能です。
株式会社日立ソリューションズ東日本の「SynCAS PSI Visualizer」を活用した機能です。あらゆる在庫管理業務を一元化して「可視化」することで、在庫管理の適正化が図れます。入出荷・在庫情報のグラフィカル表示による視覚的な管理が可能なほか、アラート機能による問題在庫発生の早期発見、全社在庫から製品単位まで在庫推移をワンクリックで確認できるドリルダウン機能など、在庫管理を見える化する機能が充実です。問題在庫の把握が容易になります。
futurestageの卸売業向け販売管理システムでは、卸売業における様々な業務を一元管理して「見える化」します。業務システムの統合により分散した在庫データの一括管理が可能になるほか、在庫場所別・所有者別・入出庫予定・有効在庫・滞留在庫など各種ステータスの把握も簡単です。また、在庫推移情報から適正在庫量を把握できるため、在庫のムダを排除して効率化&コスト削減を実現できます。「在庫データが分散・重複している」「正確な在庫データが把握できない」「在庫のムダが発生している」などの課題を解決するソリューションです。
クラウド
20年近く利用してきたシステムからのリプレイスということで、乗り越えるべき課題は多くありました。しかし、日立システムズがとても親身に、早いレスポンスで相談に乗っていただいたおかげで、スムーズな移行を実現することができました。今後システムをさらに活用して、より大きな導入効果を実現していきたいと思います。
日立システムズの良さはとにかく対応が早いこと。私たちが驚かされるほど迅速なレスポンスを常に返してくれました。FutureStageの導入が極めてスムーズに進んだのは、こういったスピーディーで綿密なコミュニケーションと、高いプロジェクト管理能力があったからこそだと思います。今後システムの利用範囲をさらに拡大し、より効率的な業務運営をしていきたいと考えています。引き続き変わらぬサポートをお願いしたいと思います。
今回の新システム導入は、まずは実際に使ってみて、必要な機能はカスタマイズしていくというスタンスでしたので、本当にこれからです。
あとは、社内でどう活用していくかですが、『FutureStage』の導入によって、今、ようやくスタート地点に立ったところだと思っています。
システムの導入に際しては、何がしたいか、どうしたいか、そういったビジョンをしっかり持つこと、また、やると決めたことは徹底してやる、といったことが大事だと改めて痛感しています。システムを導入すればなんとかなると思ってはいけませんね。それでは効率が良くありません。
『FutureStage』が本稼働してまだ2カ月ほどですが、日立システムズは問い合わせのレスポンスが早いのでとても助かっています。担当の営業・SEの姿勢や対応は、大変評価しています。
「え、そんなこともできるの!?」というのがFutureStageを最初に見た時の印象です。旧システム時代に困っていたことが解決できるだけでなく、あれもできる、これもできると期待が膨らみました。まだ使用していない機能や試してみたいことがたくさんありますので、今後そういったことを1つ1つ実現していき、業務をさらに効率化していきたいと思います。
非常に厳しいスケジュールでのシステム導入でしたが、日立システムズのプロジェクトマネジメントのおかげで、無事に稼働を迎えることができました。いつでもタスクを明確に示してくれましたし、質問に対するレスポンスも速い。こうした一つ一つの対応があったからスムーズな導入が実現できたのだと思います。営業の方もSEの方も、初めてお会いした時から同じ目標を共有している“チーム”のような感覚がありました。そうした「人」の面がプロジェクト成功の要因だったかもしれません。
当社の基幹系システムやITインフラ周りのほぼ全域を日立システムズ様にお願いしています。何か困ったことがあれば親身になって対応してくれますし、一つ一つの作業をきちんと説明しながら進めてくれるので、情報システムの専任者がいない当社にとって本当に頼りになる存在です。
FutureStageと連携する形で倉庫管理業務もお願いしていますが、これまで以上に厳格な賞味期限管理と、スピーディな商品発送が実現しました。当社のさらなる成長のために、今後も変わらぬサポートをお願いできればと思います。
パッケージの柔軟性、担当者の人柄やスキル、プロジェクト管理能力と、すべての点において他ベンダーより優れていたのが日立システムズ エンジニアリングサービスでした。
選定の際に特に重視したのが、ワンストップですべてをお任せできるベンダーであるということ。
当社には情報システムの専任者がいないため、IT管理に多くの時間を割くことができません。
他のベンダーではどうしても対応が一部分に限定されてしまいますが、日立システムズグループの場合、ヘルプデスクからトラブル発生時の原因調査と対応、ネットワーク構築、BCP対策、PCやサーバーなどの機器購入まで、なんでも相談できるので本当に助かっています。
信頼できるIT総合パートナーとして、今後も当社のビジネスを支えていただきたいと思います。
特に良かったのは、為替変動を反映した実際原価・原価利益率が把握できるようになったことですね。今まで仕入はレート換算された円で行っており、原価は標準原価法で、半期に一度の洗い替えで把握していました。以前は輸入の比率が少なく影響が少なかったのですが、現在は輸入の割合が増えたために、為替変動から起こる仕入価格と標準原価の乖離の影響が大きくなり、月々の原価利益率の報告をしても管理者が信用しないという状態になっていたのです。そこで、TENSUITE導入を機に実際原価法に変え、外貨の機能を使って為替変動も反映するようにしました。これによって実態に近い原価利益率が把握できるようになりましたから、マネジメント層の満足も大きいと思います。
文具事務用品の製造・販売を行っているヤマト株式会社。工業用粘着テープをはじめとする粘着技術を生かした部品加工を得意としています。
大量の商品や販売チャネルを所有しているため、商品の管理に手間が掛かり、注文ごとに帳票書式のカスタマイズを要するといった課題ありました。販売管理の業務効率化すべく「FutureStage」を導入。多彩な単価設定機能を活用して、煩雑だった商品管理が効率的に行えるようになりました。帳票書式の設定も自由に変えられるため、顧客のニーズに合わせて迅速にレポートが作成できるようになったそうです。
参照元:HITACHI公式サイト
業務用クリーニング機や工業用の部品洗浄機器の製造・販売を行う株式会社TOSEI。導入後も、臨機応変に機能を追加・変更できる在庫管理システムの導入を検討していました。
品質向上のために、ロットやトレース(履歴追跡)も希望。パッケージの標準機能が豊富で、追加や変更にも優れた「FutureStage」を導入しました。わずか100日という短いスケジュールでシステムを導入しましたが、問題なく導入・稼働。機能のパラメーターや設定変更にも柔軟に対応できるため、導入後も商品開発に合わせて、システムを最適化しているそうです。出荷や材料の詳細情報もトレースできていて、顧客へのアフターフォローの質も向上しました。
参照元:HITACHI公式サイト
300,000円/CAL。※最低3CALからの販売
100,000円/サーバー。※メーカー、機種は応相談
20,000円/CAL。※本体のCAL数内で使用可能
500,000円/サーバー。
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在庫管理システムガイド