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このページでは、株式会社日本システムテクノロジーが提供している在庫管理システム「楽商」について、機能や特徴などを紹介しています。在庫管理システムの導入を検討しているということであれば、ぜひ参考にしてみてください。
「楽商」は、1971年に創業された株式会社日本システムテクノロジーが、およそ半世紀にわたるノウハウやアイデアの蓄積をアウトプットしている在庫管理システムです。販売開始は1997年。その後、多くの企業のニーズに応える形でカスタマイズ、ブラッシュアップを繰り返してきました。現在では卸業を始め、多くの業種、業態に適した形になっている上、今日でもマーケットのニーズに合わせてバージョンアップを図ってきています。特に中小企業、中堅企業にとっては、導入しやすく利用しやすいものとなっています。
「楽商」では、受注・発注・売上・売掛・請求、仕入・買掛・支払、在庫管理のデータを管理し、分析、集計を行っていけます。発注書や納品書、請求書などもシステム上で発行が可能。さらにオプション機能によって、見積もりやロット管理なども可能になっています。また、標準機能ではどうしても仕様に合わないということであれば、カスタマイズも可能になっています。
在庫管理システムの運用に際し、他のシステムとの連携というのは切っても切り離せない課題と言えます。「楽商」では、会計ソフトとのデータ連係が可能になっており、請求や支払いのデータを受け渡して処理していくことが可能になっています。また、FAX送信や取引先のデータフォーマットに合わせた取り込み、出力データのレイアウト作成などもできるので、他社とのやりとりが非常にスムーズになるでしょう。また、テレワーク化が進む現状に対応するべく、クラウドサービスでのシステム提供も可能になっています。
見積もり、受注、売上、請求、入金などの販売関連業務や、発注、仕入れ、支払いのような購買業務、在庫管理を1つのパッケージにしています。
取引先からの、注文処理ができます。在庫から、出荷するときの受注、直送処理、発注未入荷引当入力を一画面で対応。在庫不足があればポップアップで警告通知をしてくれます。
出荷と納品時に利用する機能です。受注処理から連動した売上処理ができ、同じ得意先と取引を行った際、複数の受注伝票があっても売上をまとめて処理できます。
取引先との電話やメールの内容を残せます。対応内容に応じたステータス管理や、CIT連携で電話着信時に顧客表示機能もあります。
各顧客に応じたオーダーシートも、販売実績から作成できます。商品画像付き商品カタログ発行、FAXオーダーシートを作成し、数量を入れて返信してもらうことで、注文ミス対策が期待できます。
オリジナル集計表作成ができる、明細自由集計表を標準搭載しています。売上分析、仕入れ分析が可能です。エクセルにも出力できます。
在庫数から、動きがない、不足、引当可能、期限、棚番管理に対応しています。委託、外注先の在庫管理も可能です。
商品単位での適正在庫設定に対応しています。発注点と適正在庫割れ商品の一括発注や、不動在庫一覧確認も簡単です。
発注点と適正在庫割れ値登録で発注割れ、適正在庫割れ商品の一括発注が可能です。
商品構成登録により、高製品と構成数量登録対応が可能です。振替処理でセット商品在庫個を増加させ、構成品在庫を減らせます。
1画面で商品在庫の引当状況確認ができます。倉庫の在庫に関して、どの受注で引当をしているか一目で確認できます。発注をしながらでも、状況や入荷予定、分析状況をチェックできます。
トレーサビリティが把握しやすいのが特徴。ロットごとの期限管理や在庫管理ができ、先と後、どちらでも在庫の払い出しができます。ロット在庫一覧表は、期限を絞り込んで検索、出力できます。
商品マスタにJANコードを含めて登録できます。ハンディターミナルなら、パートや未経験者でも使いやすく正確です。
バーコードスキャンでヒューマンエラーを防げます。商品と数量違いもアラーム通知があるため安心です。
商品バーコードを読み込み、数量を入力するだけでOKです。
訪問先で、営業マン、配送担当者による注文もハンディターミナルで対応できます。
倉庫や商品別にロケーションナンバーを付けられます。
・スタンドアロン版
・ネットワーク対応版
とにかくデータが見やすくなりましたから、わたし自身、どのメーカーからの仕入れが多いのか、逆に減っている仕入先があればその理由は何かをチェックしたり、在庫金額を見て売上とのバランスを考えたりするようになりました。分析したことは、月に一度は営業担当者へフィードバックしています。
チェーン店のお客様の場合、遠方で配送できない所も発生しますから、そこはグループ会社や同業他社に依頼して配送してもらいます。従来は、配送先の組み替えは、お互いに新規の手入力で対応していました。ところが『楽商 配達名人』は、必要なデータだけ抽出してCSV出力できます。これをグループ会社や他社との間でやりとりするだけで、配送先の組み替え作業が一気に完了します。さらに、今までは、お得意様が他事業所へ移動(グループ間のエリア編成)の際、お得意先データを1件1件登録していたものが、得意先データをCSVで出力し受取側がそのデータを取込むことで登録完了となるので、とても便利になりました。
適正在庫を下回ればアラートが発信され、原価が自動更新されるなど、次にやらなければならないことをシステムで漏れなく抽出できるようになりましたから、わたしたち人間は、企画・開発という本来業務に専念できます。
以前は商品名から個数まですべて手書きしてチェックした後、表計算ソフトに入力し、価格はいちいち過去データを探して入力し、集計していました。今は、数える人が個数を書いた付箋を棚に貼っていき、無線ハンディターミナルを持った人が追いかけて、商品コードを読み取り、個数を入力すれば、あとの集計処理はあっという間です。
JSTの人は営業もSEも、『楽商』という製品を深く理解しています。何か質問をすると、その場ですぐに返事が返ってくるたびにそう感じます。同 時に、商取引や販売管理の実務についてもよく知っている。だからこそ、『それは、完全にシステム化してしまわなくても、こういう運用で回避する方法も考え られます』というように、柔軟な提案ができるのでしょう。
本社と現場の把握している情報をリアルタイムに合致させることができ、本社に居ながらにして、18店舗の今の状況が見えるようになりました。お客様に対するプレゼンテーション機会の把握、活動計画の立案、結果分析もスムーズです。商品戦略、価格戦略が適合しているかどうか、チェックすることも容易になりました。また、まじめに活動しているのに成果が出ない社員なども日々把握できますから、各自に合った適切なアドバイスができます。
他の製品は大幅にカスタマイズをしなければならないために、導入費用が高い。「楽商」のほうは、標準機能だけでかなりの要件を満たしていましたので、最小限のカスタマイズで、旧システムの機能を継承できるという見通しが立ったのです。
JSTは、カスタマイズの手間を嫌がらないという企業姿勢が明確でした。やりたいことをいろいろ言うと、何とかして実現してみようと前向きに検討して、何度も提案を重ねてくれます。パッケージ選びというのは、比較表に〇×をつけて決めるものではないと、つくづく感じました。
全国でも有数のおしぼりレンタル会社「株式会社アールエスエス」。作り置きができない性質の商品であることから、販売管理にはオフコンを導入していましたが、売上入力作業が月末に集中することや紙での管理による作業の無駄が課題となり、システム刷新に踏み切ることに。協同組合内の同業他社に紹介され、楽商を導入したところ、販売管理や配送管理と連動するCTIシステムにより電話対応がスムーズになりました。また外部システムと連携して請求・集金業務も効率的に。業務にあわせてカスタマイズしたことで、配送管理の効率もアップ。一元管理できるようになり業務効率は向上、結果として残業が半減したのが良かった点です。
参照元:楽商公式サイト(https://www.rakusyo.jp/casestudy/rss-2/)
株式会社キジマはオートバイ関連部品の総合パーツメーカーで、東京都荒川区に本社を構えています。2000年代に入りこれまでの手法では売上が伸びないことに気づき、精度の高い在庫管理をおこない、経営基盤を強く固めなければいけないと判断。カスタマイズの柔軟性にも魅力を感じて楽商の導入を決めます。自社特有の工程がシステムに組み込めたことで、一元管理が実現。在庫管理が適正化されると余剰在庫も減少、欠品率も激減しました。取引先の担当者が在庫をwebで確認できるシステムも構築し、電話問い合わせの削減。web受注も導入しました。
参照元:楽商公式サイト(https://www.rakusyo.jp/casestudy/kijima/)
3,300,000円~(参考価格)。
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