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在庫管理システムをさらに効率的にするバーコードシステム。バーコードの読み取りにはハンディターミナルが使われてきましたが、近年はiPadをはじめとするタブレットも用いられています。
ハンディターミナルは1台10~30万円くらいのものが多く、何台もそろえるとなると初期費用が大きくなってしまいますが、タブレットなら費用を抑えることができます。
ただし、タブレットはQRコードを読み取ることはできますが、バーコードの読み取りにはできませんので、外付けのリーダーを購入する必要があります。外付けリーダーには有線タイプやBluetooth対応のタイプなどがあり、価格は数千円~数万円なのでハンディターミナルよりも導入へのハードルが低いといえるでしょう。
タブレットが変わっても外付けリーダーは使えるので汎用性の高さも魅力ですが、タブレットとリーダーを同時に持たなければならないので、作業環境との兼ね合いも考えておくことをお勧めします。
タブレットにインストールして使う専用のアプリです。リーダーで読み取ったバーコードのデータを、アプリを介してパソコンに送信して利用します。
在庫管理システムとセットになっているアプリなら、連動させられるので便利です。パソコンを起動しなくてもチェックできるので、バーコードの読み取り作業中でも管理画面を見て操作できるので、基本的に使用場所を選びません。
在庫管理アプリにかかる費用は月額制、購入制共に数百円~数千円です。低価格な分、パソコンで行う在庫管理システムに比べるとできることは少ないですが、スマートフォンが操作できる人なら扱いやすく、操作も覚えやすいでしょう。
タブレットはパソコンに比べるとセキュリティに不安があります。タブレットを在庫管理に利用する場合は社外に持ち出せないようにしたり、在庫管理以外の目的での使用を禁止したりするなど、管理を徹底したほうが安心できます。
また、既存のシステムとの兼ね合いにも注意しましょう。例えば、生産管理が行えるシステムを既に導入しており、在庫管理アプリにも生産管理機能が含まれているならコストが無駄になってしまいます。既に自社で利用している他のシステムとの兼ね合いもチェックしておきます。
在庫管理システム選びで失敗しないための方法は、トップページで詳しく解説しています。参考にしてください。