公開日: |更新日:
在庫管理システムは高価なものが多く、様々な機能がついていますが、中には小規模企業では必要のない機能がついていることもあります。
この記事では、小規模倉庫向けの在庫管理システムの比較や選び方について解説します。
ここでは、必最低限の機能を持った在庫管理システムを一部紹介。特徴についても掲載しています。
製品名 | 特徴 | 価格 |
在庫スイートクラウドLite | 他システムとの連携がしやすい。製造ロットや賞味・使用期限も自動で管理。 | ユーザー定額制 (10ユーザー月額33,000円/50ユーザー月額41,800円) |
がるがるできる在庫20 | 顧客管理がしやすいので、営業やアフターフォローにも生かすことができる。 | 4,180円 |
在庫らくだプロ20 | がるがるできる在庫の上位版。複数倉庫の管理や発注計画書の発行などができる。 | 21,780円 |
ZAICO(スマート在庫管理) | 小規模向け(月額1,078円)では、登録数無制限や数量差分入力機能、コードスキャン機能などが充実。 | 無料、月額1,078円、3,278円、10,780円の4プラン。 |
弥生販売20 | 在庫管理や販売管理ができる。棚卸機能もあり。 | 27,200~70,000円 |
蔵奉行J11 | Microsoft officeと連携できる。60日間無料お試しが可能。 | 要問合せ |
販売王 | 銀行の明細を取り込み、自動で入金伝票にできる。 | 44,000円 |
在庫のすぱいすVer.2 | 発注から入庫、引き当てから出庫処理まで一つの画面で操作できる。 | 要問合せ |
Oh!顧客の達人 | 検索機能が充実。 宅配伝票入力や重複チェックも可能。 | 要問合せ |
フリーウェイ販売管理 | 無料プランあり。Android、iPhone、iPadに対応できる。 | 無料~月額3,278円 |
※価格は、2021年11月の情報です。
小規模倉庫の在庫管理システム選びで大切なポイントをまとめました。
多機能なタイプでも、使い勝手が悪かったり必要のない機能がついていたりすることがあります。
使いにくいものはかえってストレスにつながってしまいますし、元のシステムのほうが良かったということにもなりかねません。必要のない機能がついている場合は、その分のコストを余計に支払うことになる場合もあります。
導入前にしっかりとリサーチしたとしても、実際に運用してみなければわからないこともあります。そういったトラブルを防ぐためにも気になっている在庫管理システムに体験版がある場合は積極的に利用してみましょう。
低価格なものはコストがかからないので魅力的です。シンプルな操作方法のものが多いですが、機能面が不足していて不満が生まれることもあります。価格だけにこだわらず、自社にとって必要な機能をしっかりと洗い出して比較して決めることをおすすめします。
様々な製品を比較しているうちに、便利そうな機能に目移りしてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、自社にとって本当に必要な機能なのか使いこなせるのかを、立ち止まって考えてみましょう。
あまり必要のない機能が多くついているものを導入して、もったいないからと使い続けるようなことがあれば本末転倒になってしまいます。
在庫管理システム以外にも、販売管理や生産管理など他のシステムを既に導入している場合は、既存のシステムと連携が取れるか、機能が重複しすぎていないかも大切なポイントです。
例えば小売業ならPOPシステムやECサイトの運用システムなどを導入していることも多いため、連携できない在庫管理システムを選んでしまうと、かえって重複作業が増えることにもなりかねません。また、機能が重複しすぎていても無駄が多くなってしまいます。
在庫管理システムと生産管理システムなどが一つになったタイプもありますので、在庫管理システムのみのタイプで合うものが見つからない場合は、複数のシステムが一つになったタイプを検討するのも良いかもしれません。
いざ新システムを導入しても、通常の業務も行いながら使いかたに慣れるにはある程度の時間がかってしまいます。複数人で使用する場合は理解度に差ができることもありますので、在庫管理システムを選ぶ際はサポートを受けることを前提として検討しましょう。
稼働するまでサポートしてくれる会社もありますし、24時間体制でサポートを行っているところもあります。手厚くサポートしてくれる在庫管理システムを選ぶと安心です。
在庫管理システムは、安ければよい、クラウドだから良いというわけではありません。
在庫管理システム選びで失敗しないためには、ビジネスや現場の環境に合わせて考えるべきです。その方法はトップページで種類別に詳しく解説しています。参考にしてください。