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パッケージ型の在庫管理システムは、パッケージ化されたソフトをパソコンにインストールして利用します。この記事では、各社で販売されているパッケージ型システムの比較や、選び方について解説します。
ここでは、パッケージ型の在庫管理システムを一部紹介。特徴についても掲載しています。
製品名 | 特徴 | 参考価格 |
アラジンオフィス | 各種業界に特化したパッケージを用意 | 要問合せ |
ORBIS−V倉庫管理for SaaS | 利用者の視点で使いやすさを追求 | 要問合せ |
棚卸10番 | 入荷予定登録や、期限管理などの機能がある | 88,000円 |
AceZaiko | ハンディターミナルと通信クレードルなどもセット | 要問合せ |
RealStocker(リアルストッカー) | 簡単に正確な在庫管理が可能 | 要問合せ |
KEY SO-CO(キーソーコ) | 誰でも簡単に操作しやすい | 要問合せ |
がるがるできる倉庫20 | 在庫管理と棚卸ができる。CSVファイルをインポートすれば、商品台帳等の取り込みも可能 | 4,180円 |
在庫管理システム(有限会社アウロラ) | カスタマイズに対応可能 | 要問合せ |
茶管(ちゃかん) | 入荷時期が決まっているお茶の在庫管理をベースにしたシステム | 要問合せ |
※価格は、2021年11月の情報です。
パッケージ型を選ぶ際は次のようなことに注意しましょう。
パッケージ型の最大のメリットは手軽で簡単であることですが、一つのパソコンでしか使えないことが多いというデメリットもあります。複数のパソコンで使いたい場合は事前に機能を確認したり問い合わせたりすると安心です。また、定期的にアップデートを行わなければならないので、更新に必要な経費も確認しておきます。
低価格であるパッケージ型は、使える機能が限定されていることが多くあります。そのため、自社に必要な機能はないのに不要な機能はあるということも起こるかもしれません。
しかし、業種にあった機能を強化してコンパクトにまとめた特化型なら、その心配は少なくなります。例えば、製造業に特化したシステムなら、トレース管理や粗利管理が可能だったり、塗装業に特化したものなら案件ごとに工程や原価の管理ができたりといった感じです。
機能が限定的なパッケージ型でも、自社の業務内容に合ったものなら在庫管理の効率化に役立つ可能性が高くなります。
在庫管理システムを取り入れるには、自社の業務にカスタマイズさせたシステムを導入するか、自社の業務をシステムに合わせるかのどちらかを選ぶことになります。
在庫管理をカスタマイズできるシステムは高価であるため、パッケージ型を導入する場合は業務をシステムに合わせます。
会社によっては、業務内容を根本的に見直さなければならないので、移行期間は余裕をもって設定しておきましょう。
在庫管理システムは、安ければよい、クラウドだから良いというわけではありません。
在庫管理システム選びで失敗しないためには、ビジネスや現場の環境に合わせて考えるべきです。その方法はトップページで種類別に詳しく解説しています。参考にしてください。