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在庫管理に悩んでいる会社は多くありますが、「コストを考えると在庫管理システムの導入になかなか踏み切れない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、初期導入費用が安い在庫管理システムの比較と選び方を解説します。
ここでは、初期費用が無料の在庫管理システムを一部紹介。特徴についても掲載しています。
製品名 | 特徴 | 参考価格 |
ロジクラ | 商品登録無制限(一括で登録可能な商品は100件・拠点は1拠点まで) | 初期費用・利用料ともに無料 |
iDempiere(アイデンピエレ) | 購買管理や在庫管理、生産管理、顧客管理などの機能が充実。 | 初期費用・利用料ともに無料(別途サポートは500,000円~15,000,000円) |
COREC(コレック) | 受注側と発注側のどちらからでもCORECが利用できる。 | 初期費用・利用料ともに無料。有料プランは月額2,178円 |
ZAICO(スマート在庫管理) | スマホでQRコードを読み取って利用することが可能。MacとWindows、iPhoneとAndroidが使える。iPadも。 | 初期費用・利用料ともに無料。有料プランは月々1,078円から。 |
LASK | 作が簡単なので説明書が不要。 | 初期費用・利用料ともに無料 |
Flam(フラム) | 年に70回ほどある更新にかかる費用は無料。サーバーが安定している。 | 初期費用のみ無料。10,230円、21,780円、54,780円の3プラン |
TEMPOSTAR(テンポスター) | 複数の店舗をまとめて管理できるので、ネットショップに向いている。 | 初期費用は無料。月額11,000円 |
商い哲人(仕入れ在庫管理) | 仕入・買掛金や購買・未払金など在庫管理に必要な機能が揃っている。 | 初期費用は無料。Webサイトでの申し込みは5,280円。地区担当営業による販売は7,480円。 追加クライアントは1,100円~ |
受発注サプリ | 在庫確認や発注、配送指示などをブラウザで簡単に行える。 | 初期費用は無料。月額9,800円~ |
※価格は、2021年11月の情報です。
無料(フリー)または、安い在庫管理システムを選ぶ際に気をつけたいポイントを項目別にまとめました。
在庫管理システムを選ぶ前に、欲しい機能と必要な機能を確認しておきます。複数の店舗でシステムを使いたいのか、スマホからでも管理できるようにしたいのか、とにかく費用を抑えたいのかなどをはっきりと決めてから選びます。
クラウド型の場合は特に、30日~45日の無料お試し期間を設けているものが多くあります。無料版は機能が限定されていることもありますが、実際に使用してみなければわからないこともありますので、試してみると良いでしょう。
無料または低価格の在庫管理システムは、有料の在庫管理システムと比べると機能的に劣るものが多くあります。
業務内容によっては使い続けることができるかもしれませんが、使い続けるうちに機能が足りなくなってくることも十分に考えられます。
また、自社の課題が解決できるかということも大切ですので、基本的には無料または安いものは「試してみる」くらいの気持ちで割り切って使い、足りないと感じたら有料版に切り替えることをおすすめします。
無料または安い在庫管理システムの中には、利用回数や登録件数に制限があったり、棚卸管理は有料となったりしているものもあります。導入する前に、どこまでの機能を予算内で利用できるのか、あらかじめチェックしておくと良いです。
クラウド型の場合は比較的セキュリティ対策がなされていますが、フリーのものはセキュリティ対策に不安がある場合もあります。大切な顧客情報を漏らさないためにも、セキュリティ対策がされているかもよく確認しておきましょう。
また、不具合やパソコンのトラブルなどで、せっかく入力したデーターが消えてしまうことも考えられます。そのような事態を防ぐためにも、バックアップをこまめにとっておくと安心できます。
在庫管理システムは、安ければよい、クラウドだから良いというわけではありません。
在庫管理システム選びで失敗しないためには、ビジネスや現場の環境に合わせて考えるべきです。その方法はトップページで種類別に詳しく解説しています。参考にしてください。